【重要なお知らせ】第4回レセプト管理士試験/第1回レセプト管理士補試験 受験について

会長挨拶

レセプト管理士会 会長挨拶

レセプト管理士会   会長 中林 梓

皆様、こんにちは。
私はレセプト管理士会会長を務めさせていただく、中林 梓と申します。

 レセプト管理士会はレセプト管理士の資格取得後の専門職団体として発足しました。ネーミングがレセプトとなっておりますが、医療請求の用紙の意味ではありません。レセプトの記載内容は医療・介護の重要且つ質の高い情報といえますし、これからの医療介護をデータとして支えていくものでしょう。広く医療や介護における施策や考え方の研究を医療費請求のレセプトという代名詞で皆様と取り組んでいきたいという願いです。

 ICT化が進んでいく中で、診療報酬、調剤報酬、介護報酬はますます複雑化し、改定に関しては、今後、医療・福祉分野は激変していくでしょう。これからは点数情報や解釈を適切に読み取っていける力や厚生労働省の意図、データを統計的に見て扱うことのできる力、そして施設の状況に応じたより経営に効果的な算定や届出を考える力は、さらに強く求められることになります。つまり医療事務という限定的な世界から医療介護関連業界の経営対応や施策の研究、さらには提言できる力を発揮することが目的です。

 レセプト管理士会では、レセプト管理士間で情報交換の場として、そして統計を扱うための研修などや点数に関しての不明点などについて気軽に相談でき、聞くことができる管理士のためのサポート機関です。急速に変化していく情報化、特にEHR(※)やPHR(※)等が進むのこれからの時代に管理士会の会員は全国に存在し、医科、歯科、調剤、介護の全分野がしろぼんねっとによるネットワークにつながる全国初の施設横断型の情報コミュニティとなるでしょう。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。ご一緒に日本の医療介護関連業界の未来を創っていきましょう。

中林 梓
株式会社ASK梓診療報酬研究所 所長


(※) EHR:Electronic Health Record / 電子健康記録 / 生涯医療記録
  異なる医療機関・健康関連組織で別々に管理されている個々人の健康・医療情報を
  地域 / 国レベルで集約・統合して共同利用する仕組みのこと。
  医療構造改革を達成する手段として期待されている。

(※) PHR:Personal Health Record (パーソナル・ヘルス・レコード)
  患者さま本人が生涯にわたって保持する電子カルテ(生涯型電子カルテ)のこと。
  医療や健康領域におけるICTの導入が進む今、PHRへの注目が高まっている。